2015年01月16日

【読書感想文】銃に魅せられて。中村文則『銃』

銃 (河出文庫)

中村 文則 河出書房新社 2012-07-05
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「お前もこちら側にくるか?」と薄ら笑いを浮かべて誘いかけてくるような、きもちわるい小説。

中村文則氏のデビュー作である『銃』を、友人が貸してくれたので読んでみた。好きだけど、キモチワルイ小説だったなあ。
ストーリーをざっくり説明すると、ひょんなことから銃を拾ってしまった大学生が、その魅力に取りつかれ、少しずつイカれていく。そんなお話。これを読んだわたし自身が大学生であることと、「銃が好きである」ことから自然と感情移入。分かるんだよなぁ、銃に取りつかれる気持ちが。

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2014年12月10日

【読書メモ】大人気ドラマ『リーガル・ハイ』のノベライズを読んだ

リーガルハイ シーズン1 (扶桑社文庫)

古沢 良太 (脚本),百瀬 しのぶ (ノベライズ) 扶桑社 2013-08-28
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センスあふれるセリフの応酬、魅力的なキャラクターと常識はずれの法廷バトルで人気を博したドラマ『リーガル・ハイ』シーズン1のノベライズ版を読んだ。まかさ読みたかったあの本が大学の図書室に置いてあるとは思わなんだ。あの名セリフ、名シーンが文字を通して蘇る興奮。続きを読む
posted by TZ at 23:38 | Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月04日

【読書感想】生きることは義務。伊坂幸太郎『終末のフール』

終末のフール (集英社文庫)

伊坂 幸太郎 集英社 2009-06-26
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寿命を宣告された時、じぶんならどう生きていくだろうか。
しかしその寿命は、私個人ではなく世界の寿命であるとする。続きを読む
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2014年11月28日

【読書感想文】理不尽からの逃走。『ゴールデンスランバー』を読了

ゴールデンスランバー

伊坂 幸太郎 新潮社 2007-11-29
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やってもいないことを「おめえがやったんだろうがよ」と責めたてられ、そんな事を言ってくるやつ等から命からがら逃走するお話。続きを読む
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2014年11月09日

【読書感想文】伊坂幸太郎『魔王』を読了。

魔王 (講談社文庫)

伊坂 幸太郎 講談社 2008-09-12
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・全ての伏線が明らかになって、その世界に引きずられることなく本を閉じることができる物語
・必ずしも伏線が明かされるという事は無く、その世界の今後が気になってしまうモヤモヤとした物語

どちらにも魅力がある。
今回読んだ『魔王』は後者に属する小説であり、良い意味で伊坂幸太郎感少なめの物語であった。
キーワードは「考えろ」と「群集心理」かな。読んでみて、心にひっかかったのはこの2つ。
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posted by TZ at 19:36 | Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月01日

【読書感想文】伊坂幸太郎さんの『オーデュボンの祈り』を読む

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

伊坂 幸太郎 新潮社 2003-11-28
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外界から遮断された島。そこには未来が分かる「話す」カカシがいる。嘘しか話さない画家がいる。殺人を許されている男がいる。
主人公は、あるきっかけでこの不思議な島に滞在することになった。そんな彼と、読み手である私がこの島に慣れ始めたころ、カカシが殺されてしまう。
未来が分かるはずのカカシが殺されてしまった理由と、島の住民たちが口にする「この島に欠けているものは?」という問い。
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2014年10月28日

【読書感想文】伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』を読む

陽気なギャングが地球を回す (ノン・ノベル)

伊坂 幸太郎 祥伝社 2003-02
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最近、伊坂幸太郎さんの小説ばかり読んでいる。きっかけは『ラッシュライフ』の再読。人によっては拒否反応を起こしそうな、あの独特のセリフ回しがたまらない中毒性を持っているよね。おもしろい物語を書く小説家はたくさんいるけれども、好きな文章を書いてくれる小説家には滅多に出会えないものであり。てなワケで、今回は『陽気なギャングが地球を回す』についての読書感想文を書いてみたいと思う。続きを読む
posted by TZ at 23:02 | Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月26日

【小説】森博嗣『数寄にして模型』を読みました。

数奇にして模型 (講談社文庫)

森 博嗣 講談社 2001-07-13
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わたしが机に置いていたこの本を見て、
「数寄にして、で、好きにして、って読むったいね」と一言。
そこで、私は「あ、今回もオシャレなタイトルなんだ」と気付く。たとえばシリーズ作である『封印再度』というタイトルは「Who lnside」という日英掛詞となっている。今回は、『数寄にして模型』→「好きにしてもOK」なんですって。おもしろいよね。

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posted by TZ at 22:38 | Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月14日

【小説】『夏のレプリカ』

夏のレプリカ (講談社文庫)

森 博嗣 講談社 2000-11-15
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気が付けばブログの更新を一週間近く怠っていました。
わたしの感覚的には「ここ三日くらいブログ書いてないな」くらいだったのですが、時間の流れというのは想像以上に早いもので。
今回は森博嗣さんの『夏のレプリカ』について書きます。
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2014年05月07日

【小説】ミステリの皮をかぶったニヤニヤ恋愛小説 『今はもうない』

今はもうない (講談社文庫)

森 博嗣 講談社 2001-03-15
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「小指と小指が、目に見えない赤い糸で結ばれているとか、言いますよね」
萌絵はわざと言ってみた。
「目に見えない、という日本語は重複している。見えない、だけで充分だ。それに、見えないというのに赤いというのも矛盾している」
「顕微鏡で見れば赤いけど、細すぎて肉眼では見えない、という意味です。矛盾はしていません」
「この議論は不毛だ。話を変えよう」
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posted by TZ at 22:04 | Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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